▼国王SUNKINGさんの記事

2010年07月16日

She Loves You[シー・ラブズ・ユー]

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She Loves You
シー・ラブズ・ユー

初期のシングルヒット曲として、絶対的な存在感を放つ「シー・ラブズ・ユー」と「抱きしめたい(I Want To Hold Your Hand)」。この2曲の境界線となっているのが「録音のクオリティ」だと感じるのはおかしいでしょうか?もし録音技術の進歩がが数年早ければ、この「シー・ラブズ・ユー」の凄さが増したのか、どうなのか。

後に発売された「ザ・ビートルズ・リマスターズ」では、後者「抱きしめたい(I Want To Hold Your Hand)」の再現力は一層増していますが、「シー・ラブズ・ユー(She Loves You)」は疑似ステレオの領域を脱していません。全体に「もやっとした」雰囲気ですね。

それでも、このシー・ラブズ・ユーは、ビートルズが単に「アイドルグループのヒット曲」という枠組みに全く納まりきらない壮大な曲と言えます。イントロのタムタム5音からエンディングの3声コーラスまで、0.1秒たりとも気を許すことができません。

まず「彼女は君を愛しているよ」という、テーマが凄い。オープニングでこれを連呼し、イエ〜、イエ〜、イエ〜、イエ〜!で、ジョンだけ下降し、ポールは跳ね上がり、中間部をジョージが補う形の3声コーラスで締めています。その後絶妙のタイミングで、ジョージのリフがAメロに誘導します。AメロとBメロの前半2小節はユニゾン中心、後半はジョンとポールのハーモニーです。Bメロの終盤で「should be glad - Hoo!」は6度の和音を用いています。

また、聞き逃せないのは「ジョージのギター」です。エンディング間際のイエ〜、イエ〜、イエ〜の部分でよく聴こえますが、チャラ〜チャラ〜チャラ〜と降りてくる弾き方というか、コードの解釈が絶品です。シー・ラブズ・ユーは一見、ベタなヒット狙いの曲と思われがちですが、こうして半世紀を経た現在でも「こんなところにこだわり!」と感心させられるのが、ビートルズサウンドなのです。
 
posted by 国王SUNKING at 11:58 | Comment(0) | ビートルズソングス
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